卒研の保管論文

 今日、最終成果となる研究室保管論文が完成しました(まぁ、2・3日前にはできていたので、それを印刷しただけですが(^^)> )

 ともかく、提出する前に免疫関係の貴重な資料を提供していただいたH田先生に目を通してもらおうと、教官室へ伺いました。そして、借していただいていた免疫関係の本を返却し、持参した論文(50枚程度)について簡単に説明させてもらいました。
 「これ、ロボット同士の情報交換って何やってるの?」
 "監視カメラはビーコン代わりになるので位置情報なんかも送ってますが、学習型ロボット同士は遺伝子(←GAの用語)の交換を行っています"
 「遺伝子?そんなことしたら、学習が均一化しちゃうんじゃない?」
 "いえ、ロボット同士が出会った際に任意の遺伝子を一対だけ交換することで、場所ごとの局所性を維持しつつ、過剰適応や衆愚化を抑えられることが判りました"(日本語訳:出会いがしらにロボットが会話をすることで、社会性のない非常識なマシンの発生を阻止できます)
 「個性を維持できるの?」
 "隣接するマシンのみで交換が行われるため高出力の電波を使う必要もなく、しかも局所性も維持されます"(日本語訳:会話はお隣のロボットとのコミュニケーション程度なので、地域の特色にあわせた学習が行われます)
 「あっ、そういう感じのこと、いま石田先生が研究してるっていってたよ、ロボットの暴走を自力で修復する方法として」
 "石田先生って豊橋技科大のですか!?"
 「なんか、先々週にこっちに来てて話しをしたんだよ」
 "石田先生も似たようなことを研究してたんですか!?しかも、先生の知り合いだったなんて(>_<)。"
 「だれかウチの研究室に来ないかって言ってたよ」
 "・・・それ、手遅れです"

 とはいえ、久々に自分以外の人間とまじめな研究の話ができた気がしました(笑)。
 ちなみに、卒研部屋の先生に論文内容を確認してもらったところ、「ワシが見てもよくわからんが、とりあえず"モーター"は"モータ"に書き直しとけ」とか言われました(注:卒研部屋の先生はハード系ですので・・はい( ´ー`))