叱られた。お前には足りないものがあるって叱られた

先日、研究室内の経過報告プレゼンで、教授に"お前には数式が足りない"って叱られました。

/ **************** 以下回想 ****************** /

「与えられたプログラムを元にした結果では正確な結果が出なかったため、今回は新しい手法を提案します」
『まえ言ってたテンプレートの?』
「はい。しかも・・・中略・・・フローを直進成分と回転成分に分解して・・・中略・・・格段に精度が向上します」
『でも、ここから直進成分を取り出すなんてできないだろう?』
「いえ、この図のように互いに反対方向にあるこの点とこの点の回転フローが相殺することを利用して、簡単に直進成分を求められるんです♪」
『あぁ。たしかにキミの方法ならフローが分解できるね。だけど・・・』
「だけど?」
『キミの説明は、分かりやすいけど数式が足りない!!
「Σ( ̄□ ̄ll)ガーン」
『いいか、"図の反対方向"じゃなくて"πだけ位相のずれた点"って言わなくちゃいけない。あと、"相殺する"じゃなくて"和をとったとき値が0になる"と式で表わすこと』
「はいっ。この図の通り・・・明らかに0になりますww」
『分・か・る・けどっ。ちゃんと式が書けないとプログラムできないだろ?次回までに数式考えといて』
「そうですねw。なら、Φ(・_・) カキカキ...こんな式です。ちなみにプログラムの動作結果はこちらです」
『ちゃんとフロー出てるね。ところで、このプログラムはどのへんを自分で作ったの?』
「流用なしで、全部自分で作りましたよ?(秘密裏にねw)」
『え?・・・ならもうプログラムに数式かいたんじゃない?
「えぇ。来週プログラム全部印刷して提出したら怒りますか?」
怒りますw

数式なんて、人間の言葉じゃないと思うのです。人間相手なら図とアルゴリズムでいいと思います。伝えたいのは考え方です。数式なんてアルゴリズムから自動的に思いつくおまけみたいなものです。ジムです。ダガーです。リーオーです。シン・アスカなんです。( -。-) =3 ふぅぅ

ホントは、数式で他人と会話するのが苦手なだけなんですけどね。正直"バレたか"って感じです。うちの研究室の先生方は数学者肌の上に純粋に頭がいいので、数式だけで会話が成立しています。根が工学系の自分は、そういう数学肌の能力や価値観には心から尊敬の念を抱かずにはおれないのです。

なので、これからプログラムを全部印刷します(オィ


※写真は、作成中の駆動回路ですよSHDさん