風の谷と緑の巨人

やっと修士論文の発表が終わり・・・直後に風邪をひいてしまいました.

そんなわけで,今日は久しぶりに自宅で静かに過ごしていました.
ナウシカ面白いですね(←寝る気はないのか).

突然ですが,月曜は未踏ソフトウェア本体の最終発表です.
明後日あたりにはV-Sidoの全情報が公開される予定です.

CLOTHOがこの半年,国の税金をいただいて何をしてきたのかが白日のもとにさらされるわけですwwww
正直なところ,かなり不安です.ソフト的には未踏性のあるインターフェイスが開発できたと思っていますが
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じつは今回,採択PMの意向でソフトのみではなくロボットの外装もつけた状態で紹介する算段になっているのです(苦笑)
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大丈夫かなwww

もちろん,外装は単なるペーパークラフトなので,ユーザ側で好きなデザインに変更可能です.
てか,最初はガンダムだったなんて,経産省の方には口が裂けても言えませんww
今のうちに,なぜこういうデザインにしたのか,ちゃんと理由を考えておかないとダメっぽいですw
ナウシカ見ながら作ってたら戦車っぽくなっただけなんですがwww

毎年この時期になると・・・


毎年,クリスマス前になると思います・・・最終回ラッシュですね.
年末特番編成に入るため,他の改変期と違って正月休み明けるまで見る番組がなくなってしまいます.
今期は生☆存とか超電磁砲とか,個人的にアタリが多かった気がします.研究と未踏の開発で身動き取れないCLOTHOにとっては,現状唯一の活力材だったのですが・・・って救いようがないですねwww

それにしても,来期の新番にはロボットアニメがありません.それどころか,SFすらないwww(スペースコブラ?)

小学校入る前からトランスフォーマーとかガンダムにハマってたCLOTHOにとって,この状況は不可思議でたまりません.

男の子って,みんな少なからずロボットSFが好きなんだと思ってました.
結局,子供向けアニメからロボットモノやSFが減っているのは,視聴者がロボットに興味を持たなくなってるってことなんでしょうか?それとも,ロボットアニメにつきものの玩具単価が上がり,高年齢層向けにシフトしたからなのでしょうか.

最近,学研の「科学と学習」が休刊になりましたが,原因は同じなのかもしれません.今後は「大人の科学」シリーズに力を入れていくそうですし.今や大人のほうが付録製作に憧れる時代なんですね.わかりますww

バンダイのプラモにしても,最近は古い作品の焼き直しが多く,価格も子供の小遣いで変えるレベルではなくなってきています.
それに,ROBOT WATCH(その筋で最も有名なロボットニュースサイト)が今年中に休刊するらしいです.

CLOTHOのものづくり精神は学研の科学やバンダイのプラモデルから大きな影響を受けています.
もしかしたら近い将来,CLOTHOみたいな理由で科学者を目指す日本人は激減しているのかもしれません.

みなさんにも,好きだったロボットモノアニメとかありますか?ありますよね(え!?ドラえもん?ww)

しすこん

国際ロボット展行ってきました。

今回、一番感動したのはこれ。川田工業のnextage(ネクステージ)。

作業用の双腕ロボットなので歩いたりはしませんが、非常にかっこいいですww
テーブル上のマーカを使った自動位置合わせにより、ロボット同士が部品を手渡しするデモは感動ものでした。






ちなみに、今回は双葉電子工業のブースをお借りして、自分のロボットも出展しています。

なぜか背の順に並んでいますww
右の二台がCLOTHOの作ったロボットです。

V-Sido用(左)と研究用(右)
早くカッコいい装甲を付けたいですww

こちらは、同じ双葉ブースに展示されていたアームロボット。

二つのアームが高速に同期するデモを行っていました。フィードバックもかかる模様。
私の研究とも重なる部分があって参考になります。このロボット、名前あるのかな。
アームのみのほうが見せ方としてもわかりやすいですね。






今回は韓国企業のブースも結構増えてました。
CLOTHO「あ、これNECのパペロですね」

韓国企業の方「いいえ、これは保育園などでつかわれます」
CLOTHO「・・・」

CLOTHO「あ、これSONYの・・・」

韓国企業の方「なんですか?」
CLOTHO「いえ。なんでもありません」
パペロの方はマジに流用してると思って質問したので、非常に気まずかったです(苦笑)





それと、今後が気になるのがココロのi-fairy(笑)

見た目はメダロット風味ですが、解説や受付が主な用途なので歩行はしないそうです。
表情もあまり変化しないため、高級な読み上げソフトって感じでしょうか。
CLOTHO「御社のアクトロイドとはずいぶんイメージが違いますね」
ココロ「i-fairyのデザイナーは、HRP-4cと同じなんですよww」
CLOTHO「それは失礼しました(汗」
メタビーみたいな男性型もあると面白いかも。CLOTHOはオタクなので、こういうデザインもありだと思います。ガンダムとかに比べると遥かにプロダクトデザイン寄りですしね。
もちろん、受付嬢ロボットとして一般受けするかどうかはわかりませんがww





そうそう。システムコントロールフェアも同時開催でした。

国際ロボット展に出展します!!

研究でお世話になってる双葉電子工業さんの好意で、産総研での研究と僕の「V-Sido」が紹介していただけることになりました。まさかの国際ロボット展|(^^)|

国際ロボット展2009(11/25〜28)
パネルと動画展示してるはず。
それから、やっとHP作りました。
未踏事業との兼ね合いがあるので、技術情報とかはまだ公開できないのが多いです(苦笑)
別に、HPつくる時間がないからスカスカなわけではないです・・・断じて。ロボット展終われば、HPに動画も公開できるはずw

明日はMake: Tokyo Meeting 04に行ってきます。
わかる人にはわかる、ネタ工作の博覧会みたいなやつですw
具体的には、
こんなのとか、こんなの(←僕も作りたいなww)がたくさん出てます。
というわけで、久しぶりにモチベーション補給予定・・・一人でOTL

実空間透視ケータイかっけーww

最近めっきり更新をしていなかったこちらのブログですが.
ひとつ現況報告をww
本日,IVS2009 fallに参加してきました.

今回,「ホビーロボットのための演技指導ソフト」という題目で個人発表もしてきました.
ちなみにこのIVSは,有名ベンチャー企業(mixi とか はてな とかface book etc)の"経営者"が集う招待生カンファレンスなのだそうです。

といっても、CLOTHOはもちろん有名でもなければ企業でもありませんw

唯一個人名で発表させていただいております.あいかわらずどこに行っても浮いてますね.ちなみに発表順は一番最後.これもあいかわらずです.50音順でも無いのに,何故いつも最後に回されるのか謎ですwww

趣味と学術研究だけで開発をしていた自分には,こういったビジネス関連の話を聞けただけでもかなり刺激的です。純粋に技術としてはKDDI研究所の「実空間透視ケータイ」とか,感動しました。ネーミングセンスも含めて秀逸ですwwカメラ画像に重ね合わせず仮想空間上にオブジェクトを配置することで,CPU負荷が低減できるあたりも面白いアイディアかと.スマートフォン用じゃないのが個人的にはちょっと残念ですが.

あと,ARisで有名な芸者東京エンターテイメントの方もいらしてましたwもっとお話聞かせていただきたかったです・・・いや,どう考えても二度とないチャンスだったのですがwww

※そんなわけで、来週中に「ホビーロボットのための演技指導ソフト"V-Sido"」専用にWebページ開設します.
こちらのページにリンクを張る予定ですのでよろしくお願いしますm(_ _)m
開設しました。コチラです、宜しくお願いします

リンク
Techno Crunch :宮崎市で行われたInfinity Ventures Summitで日本の12社がデモ
↑12社じゃなくて11社+1人という罠ww

リアルという不自然

産総研がものすごいロボット公開してしまいました.
その名も「HRP-4c

いちおう,前々から「HRP4は女性型になるらしい」とは聞いていたのですが,HRP-2やHRP-3のレイバー的なデザインからは想像もつきませんね.実際のところHRP-4cはHRP-3の直系ではありませんしw

ちなみに,顔と手の部分は株式会社ココロ(アクトロイドを作った会社)の謹製だそうです.
というか,どうみてもアクトロイド顔ですねwww

それにしても,このロボットは女性の歩き方を研究するという目的で作られたと聞いていたのですが,それだとこんなリアルな顔は必要ありませんよねww いったいどうしてこんな外見になったのでしょうか?

産総研理事によると「今回のロボットがこのような外見をしているのは人目を惹くため」だそうです.

すばらしいですね.それでこそ日本ww.その目的はかなりハイレベルに達成されていると思います.その証拠に,昨日から
「このロボットってCLOTHOのいる研究所のだよねww」
「これってCLOTHOの日記にあったアクトロイドだろww」
みたいなメールが殺到しています(苦笑)

実際のところ,自分の所属してるチームはこのロボットには直接関わっているわけではないのですが,歩き方や体型のデータはうちのセンターのっぽいです.

まぁ,このデザインならいろんな意味で注目されて当然なHRP-4cですが,見かけだけのネタロボットというわけではありません.むしろ「日本が誇る世界最先端のネタロボット」です.

実際,これまでにも女性型のロボットは数多くありましたが,身長158cmで体重43kg(バッテリ含む)なんてスリムさで自律歩行可能なロボットは他にないはずです(※先日紹介したアクトロイドは歩けません)

そして足首.これまでのロボットでは身長こそ人間サイズでしたが,靴のサイズは人間の二倍以上あるのが普通でした.それが,足首部分の改良などにより人間の靴程度のサイズでの歩行を可能としています.

あと,腰にロール軸が追加されている点も見逃せません.これにより,今までのロボットではできなかった動作・・・えーっと,フラダンスやモデルウォークが実現できるはずです.産総研ならいつかやってくれるはずです(ぇ

そして,頭部にも一般のヒューマノイドには見られないロール軸(通称:萌え軸)が装備されており,首を傾げる(かしげる)動作が可能なです(←なんに使うんでしょう?)

ちなみに,このページで歩行時のムービーを見ることができるのですが,ヒューマノイドに興味のある人であれば,3つめの方向転換動作のスムーズさには驚くこと間違いなしです.

つまり,技術的にはすごいはずなんですよ(笑)

だけど,これをみた海外の人たちは,
「日本人は国家をあげて,メイドロボとガンダムを作ろうとしてる」
とか思っちゃうんでしょうね.

やっぱりそうなのかなぁ(汗)
PS.機構的とかデザイン的には,ドロッセルみたいなのが良いと思うんですけどね(ディズニーだから無理か)

本気出したらただの変態じゃないですか

CLOTHO「この机の上の資料,借りて行って良いですか?」
先輩「いいよ.というより,ここで作業しちゃっていいから」
CLOTHO「この席の方は今日お休みなんですか?」
先輩「たぶんもう来ないから大丈夫」
CLOTHO「・・・ここの方もなんですか」

私の所属する研究チームは10名程度の規模でありながら,出勤拒否をしている方が複数います.他にもストレスで体調崩す方や胃カメラ飲んだ人とかもいるそうで・・・一般の研究所って厳しいんですかね,精神的に(苦笑)実際.企業との共同研究も多く,思った通りのテーマで研究できるわけでもありませんし.

先輩「そういえば,CLOTHOってヒューマノイドやりたかったの?」
CLOTHO「はい(って,なんで過去形www)」
先輩「実は,俺も入ったときはヒューマノイドやりたかったんだよ」
CLOTHO「たしか今は,タイヤ移動ロボットの研究をされてますよね」
先輩「かなりアプローチしたんだけど,気がついたらこれをやらされてたよwwこっちも面白いとは思うけどね」
CLOTHO「そうなんですか(自分も今はビジョン系させられてるしなぁ)(^^;」
先輩「ここでヒューマノイドやるのは難しいよ,前にヒューマノイド始めた人は・・・いま引き篭ってるし」
CLOTHO「洒落になりませんね...なら,CLOTHOは明日から本気出しますよっ!」
先輩「なにするんだよw」

それから2ヶ月


で.その結果がこれだよっ!(°Д °;

先輩「ちょwww多すぎwww」
CLOTHO「おかげさまでやっとヒューマノイドの研究が回ってきました・・・たくさん」
先輩「これだけいるとキモチワルイね」
CLOTHOえぇ,オタクの机みたいです」
先輩「間違いないwww」


先輩「ところで,このHRP-2mは未塗装だったんじゃないの?」
CLOTHO「はい,二台あったので,こっちは悪役っぽく塗ってみました」
先輩「よくこの色で許可が出たね」
CLOTHO「上司の方を集めて,何色に塗るかコンペしたんですよ.そのために外装と内部フレームの3Dモデルを作成して,参考用のカラーサンプルを30種類ほど用意しました」

先輩「やりすぎだろwww」
CLOTHO「外装の3Dモデルはメーカー側にも存在しないとかで,結構喜んでもらえましたよw」
先輩「てか,修論のテーマどうすんの?」
CLOTHO「実は,ヒューマノイドやるために他の仕事もたくさん請けてしまってwww下手すると論文を3つ以上出すハメになるかも」
先輩「死ぬ気か(苦笑)」

P.S.今度作るヒューマノイドロボットは完全に僕の設計です(←まだ増えるのかw)